はやく人間になりたい

飯とオタクの話です

【MiSide】ホラーゲームなのに怖いとか聞いてねえよ【ネタバレ感想】

ゲーム熱上がってきたのでまたしても感想記事です。だからセール終わった直後だっつってんだろ!

ちなみに、スクショとかもろもろ感想書くの前提でプレイしたゲームがまだあります。熱が上がりすぎてブログ書く前に次のゲームはじめちゃってたんだな。

あ、今回はホラーゲームなので閲覧注意です。俺はプレイしながらめっちゃ後悔してたよ。

 

追記、折り畳みタグを導入したのでネタバレ要素増してます。今後もこうやっていく。

 

本文(クリックで展開)

美少女ADVと見せかけて、だんだん様子がおかしくなっていく精神的ホラー・・・と、思い込んで購入したアクションホラーゲーム。ホラーの系統はともかく、アクションかADVかはストア見りゃわかるだろ・・・。

ドキドキ文芸部というそれはそれは面白いADVがありまして、なぜか勝手にそういう系統のゲームだと思い込んでたんですよ。

 

完全に俺の主観で記憶による話だが、ミサイドが話題になってた時にドキ文と関連付けられてたっていうか、同系統の盛り上がりをしてた気がするんですよ。で、俺は自分でもミサイドやりたい!って思ったから、その瞬間にあらゆる情報を遮断したわけです。物理的にも精神的にも。

こういう情報の遮断はよくやるし、それゆえに勘違いしたまま過ごすこともしばしば。今回はそのパターンってわけですね。

 

で、肝心のこのゲームはまさかのガチホラー。いろんな要素盛り込まれすぎてて○○ゲームって形容しづらいが、アクションホラーの要素が一番強かったと思う。あとはパズルとか。

 

主人公がプレイするスマホゲームの世界に吸い込まれ、そのヒロインである「ミタ」と交流する・・・みたいな導入でゲームはスタートするのですが、だんだんとミタが本性表してゲームは本題に入るって流れ。

 

楽しくゲームしてたらクローゼットから異音がするシーン。ここから一気にホラーに傾きます

美少女×ホラーっていうとヤンデレ系のイメージが強く、これもそのタイプと思ってたのに全然違う。

謎の技術で人をゲーム世界に吸い込む、怪物を使役して人を襲う、思い通りにならない人間は容赦なくザクザク殺しまくる・・・悪行を羅列するとキリがねえや。

主人公への愛はあると見せかけて全くなく、ただ都合のいい人間を求めているだけの利己的な物。期待と違うとわかると容赦なく殺しに来る。

利己的な暴力や殺人に全くためらいがないし、悪を悪と思わぬ価値観で対話の余地もない。

とにかく狂気じみているが、それもそのはずメインの個体は「狂ったミタ」

このゲームには複数のミタが存在し、○○ミタとか区別して呼ばれる

ゲーム世界の支配権も握っていて人智を超えた力を行使するし、怪異というよりは上位存在とかそういう系に近いと思う。

理不尽というか邪悪というか・・・。とにかく好ましくないタイプの上位存在。無惨とか雅様とかの波動を感じる。

 

こちらは脱出の手助けをしてくれる「親切なミタ」狂ったミタとは敵対しています

 

作中ではゲーム世界から脱出するためにゲーム内のいろんな空間(吸い込まれたゲームの別バージョンらしい)を転々とする。

シンプルに謎解きだけのステージはいいのだが、怪物に追い掛け回されるステージもあって、俺はそういうのが本当に苦手。

ジャンプスケアはしょうもないとかそういう話ではなく、ただただ怖いから苦手なのだ。

背中を見せると追いかけてくる人形から逃げ回るステージ。ここで本気で泣き叫んだし、ギブアップ寸前まで追い込まれた。

 

ジャンプスケアは驚かせるだけでホラーとは違うとかしたり顔でいうやつがいるが、俺に言わせればとんだ見当違いです。

ゲームに失敗すると忌避感の強い物を叩きつけられるというのは強烈なプレッシャーで、否が応でも集中することを強いられます。

乱暴なやり方だとは思いますが、没入感を高めるって意味では一役買ってるんですよね。

もちろんストーリーや演出で魅せるってのが本当のホラーって言い分もわかりますが、ことゲームに関してはそうとも限らないといいますか、なんならゲームならではの演出だとさえ思ってます。

怖いからって目をそらすと失敗してゲームオーバー、集中して目を凝らし耳を澄ますと容赦ない恐怖演出に晒される。

この逃げ場なく真っ向から恐怖と対峙する体験はインタラクティブ性の高いゲームならではで、本や映画はもちろん、ノベル的なゲームからも得難い「アクションゲームならでは」の演出なんですよね。操作としては逃げるだけなのに俺の心は戦っているんだ。

だからこそ怖すぎて苦手って話で、俺はやりたくないということになるのだが・・・。

 

ループする廊下から脱出するステージ。8番出口みたいなの想像してたけど、異変どころかストレートにヤバイの現れて叫んだ。

何度でもいうが、俺はそのインタラクティブ性の低いタイプのホラーゲームと勘違いしていたため、真正面からぶつけられる恐怖に激しく後悔していた。

これで美少女要素なかったら本当に耐えきれずに投げてたと思います。美少女に釣られてなんでもするチョロいオタクで本当に良かった。

 

俺の激推し「ミラ」。誤字ではなくミラです

 

ジャンプスケアどうこうについて熱く語ったが、このゲームの本質はそんなところではない。

次々と切り替わるステージで、様々な恐怖演出を突き付ける「飽きさせなさ」がホラー苦手な俺に最後までプレイさせた最大のポイントだと思う。

定番のチェイスに加えて、先述したPT風のループする廊下、リミナルスペース、ストレートなスプラッタと、実に多くの要素が盛り込まれている。

ゲーム内の世界って設定だからか、とにかく無茶苦茶なつながり方するんですよ。女の子の部屋からリミナルスペース直行ってどういうことやねん。

なんかこういう不気味空間をリミナルスペースっていうらしいですよ。定義はしらねっす。

雑多にホラー要素詰め込んでるだけってことは決してなく、いろんなゲームへの愛とリスペクトを感じて、むしろ丁寧に作られてるなと思う。

ステージとしてちゃんと意味を持ってるし、「ミタを倒してゲーム世界から脱出する」って目標が一貫しているから、ただ胡乱で混乱するものにもなっていない。

段々とクリアに近づいている感触を感じながらステージを進めていくのは、王道だけど絶対に楽しい体験の一つですよね。

ホラーごった煮のキメラゲー的側面があるからこそ、しっかりとした芯があるのは余計にプラスに感じる。

 

エンディングに分岐がなく、どうあがいても敗北エンドなのも硬派でいいなと思った。

主人公敗北エンドの後に、勝利エンドへの行き方のヒントみたいなのが示されるけど、それやっても実績だけで分岐がねえの。どうやってもミタの完全勝利で後味最悪な終わり方しかない。

開けられなかった金庫の開け方がエンディングで示されるが、開けても実績以外なにもない

マイナスとする人もいるかもしれないが、理不尽な強敵を相手にするホラーなんだから勝利も救いもないってパターンはアリだと思うんですよね。

もちろん理不尽だし作中での行動は徒労ってことになるが、倒せない理由も提示されるから納得はあるんですよ。ひたすら後味が悪いだけ。

 

 

結局のところホラーだから万人におすすめはできないけど、値段に対する作りこみとか、おすすめしたい要素はたくさんある。繰り返すがこのゲームは多言語対応フルボイスだ。

俺は殆ど触らなかったから触れてないが、豊富なミニゲームとか実績要素もハマる人はハマりそうだ。

ジャンプスケアに加えてグロ描写が結構キツいのも注意が必要だが、アニメ系のグラフィックなことと、首とか手足とかの切断後はあっても切断中はないからマシなほうだと思う。一応グロ描写をマイルドにするオプションもあったはず。使ってないからどんな感じか知らんけど。

盛り上がってる雰囲気とかストアページとか見て何かを期待する人は買って損しないと思います。俺は別方面とは言え期待して購入し、存分に楽しみましたよ。