まいどどうも。珍しく最新ゲームの感想を書いていきます。
何を隠そうファイアーエムブレムシリーズが好きで、全シリーズやったわけではないがぼちぼちとプレイしております。俺のFEはSFC紋章の謎からだけどお前はトリコ?
風花ももちろん発売日からプレイしてて、夢中になって全ルートクリアして大いに楽しんだ。今作はその風花とのつながりがありそうですげえ楽しみだったんですよね。
そんなわけで発売日から毎日プレイして、22日で175時間プレイして全ルートクリアしてきたので感想書いていこうと思います。
なお、全ルートクリアしたといっても全キャラスカウトはしてないし、見落としてるイベントも当然ある。正確な記録ではなく、自分が見たうえでの主観による感想であることはご理解いただきたい。

以下ネタバレ
とにかくボリュームあるゲームなのでまとめづらい感じがするので、まずは総評から入って細かい所触れてくスタイルで行こうと思います。
総評
大前提として超楽しかった。毎日毎日遊んでるんだからそれはそう。
前作とつながる要素が多くて、風花ファンは定期的に叫びながらプレイすること請け合い。俺はめちゃくちゃビビって叫びまくってた。
キャラクターも魅力的で、特にディートリヒ率いるラミーヌ一家が一番好きだ。死合い狂いの殺人美青年が主人公のストーリーが、4ルートの中で一番ストレートな愛の物語なことあるか?ディートリヒ編一部はガチ泣きしちゃいました。
とはいえ問題点というか、荒いな~と感じる部分もかなりある。クリア後に振り返ってみると回収されない伏線とか死んでるシステムとか気になることが多くて、ちょっと自分の中での評価が揺らぐ。間違いなく面白かったしクソゲーとは一切思わんが、両手放しに褒めづらい感じはある。
正直この先厳しく評価されるんだろうなあって感じはする。まだ全ルートクリアした人は少ないだろうけど、増えるにつれて荒れていくんじゃねえかと。
第一部
カイ編からプレイし始めたが、ダグザはこういう世界っていう見せ方がうまいと思った。
カイは女神アウロラと人間のハーフだが、初めて母と会い出自を知った時にも女神の存在について驚く様子はない。血筋やアウロラと対面したことへの驚きはあれど、神という存在そのものに驚いている様子はなく、神と人間の共存が当たり前の世界であることが示唆されている。
自分の中のイメージとして、神は当たり前に存在してるものでもなければ目視できて当然ってものでもないからこれは意外に感じた。
前作でも存在はしているけどダグザほどの共存っぷりはないし、セテスやレアは身分ひた隠しにしてたからね。
伝わるように説明するのも大事だが、当たり前のことなんだから当たり前のこととして扱うってのも効果的な見せ方なんだなと思った。すぐに理解するのは難しかったがプレイしていくうちに段々と理解していって、自分自身がダグザの文化に馴染んでいく感じが気持ちよかった。

風花雪月とのつながりも強くて、各章の前説がキッホル著のダグザに関する書物からの引用で始まるってのも設定を活かしててすごくよかった。
そんな重要書物なら風花で影も形もねえの後付けくせーぞ!ってなるが、エンディングのセテス後日談でダグザに関する書物は大司教が密かに保管してるってことが明かされて一気に腹落ちした。世界亡ぼしかけたドデカい戦いで神祖も絡むし、レア的にはあんま都合よくなさそうだしそりゃまあ隠されるわな・・・。

特にディートリヒ編はつながりが強い。見た目からしてイエリッツァの面影あるし、英雄の遺産持ってることも明かされてるが、それを序盤から容赦なくバンバン明かしてくるとは思わんじゃないですか。
仲間の一人のファビオもかなり序盤から立場や名前が偽りであることを明かされる。所属がアガルタであることもさらっというもんだからデケえ声で叫んじゃったし、姿と名前は他の人から乗っ取った物っていうから完全に闇うごじゃねえか!って叫んだ。ジワジワ明かしてくるもんだと思ってから加減しろバカ!ってなったよね。
このルートだけ致死量の前作要素浴びることになるから、前作ファンにとっては一番カロリー高い恐ろしいルートのはずなのに、みんなトンチキでバカやってるからスルスル接種できる劇物になってる。そのうえで前述のとおり一番きれいな愛の物語で泣かせに来るから情緒がおかしくなる。ラミーヌ一家一番好きです。

当然どのルートも好きなんだけど、個別で見た時だけじゃなくて相互に繋がってるってところがより面白さを引き立たせる。
単独の視点だと何が起こってるのかわからない部分でも、ほかルートでプレイすると実は裏でその人が~みたいなのが多く、繋がっていく感覚が楽しい。
裏で暗躍する組織についても断片的に情報が明らかになり、最後にやったレダ編なんか「今こいつらが企んでるのって別ルートで出てきたアレだよな~」ってニヤニヤできて最高だった。笑いごとちゃうからな。

第二部
一方で二部になると4ルートあるくせに中身はほぼ一緒で水増し感すら感じる。セオドラ陣営+ベルトラン陣営+選んだ主人公陣営で話が進む以上、セオドラ編は他主人公ルートの他主人公抜きみたいになるのはかなり悲惨。当然セオドラ編二部でしか見れない要素もあるのだが・・・。
セオドラ編一部では各キャラに困った時は助け合おうって話をしてて、二部ではサラミスが戦争吹っ掛けられるからここから仲間が集まっていくんだな!とか思ってたらベルトランしか来ないの泣けるだろ。
カイ編ならカイたちもくるけど、助け合おうって約束取り付けてたのはセオドラ編のセオドラ。いやほかルートでも約束するシーンあるにはあるが、セオドラ編一部で取り付けた約束を果たすために二部で主人公大集合のほうがきれいなカタルシスあるよなあって思ってた。
当然ながらセオドラとベルトラン以外のキャラは選んだ主人公陣営が関わってくるから、ストーリーは同じでも会話は変わってくるし流石に全ルートやりました。
第二部についてはスキップして第三部に入れるから、全キャラでやる必要ないって公式からのお達しともとれるが・・・そんなお達し出さなくていいように作ってくれた方が嬉しいのは言うまでもない。
とは言え1周目は流石に面白かったし、難易度も一部から一気に上がってすごくやりごたえがあった。
各キャラの一部クリアデータから引継ぎな都合上、一番最初に選んだカイ編はどうしてもキャラが弱くなる。
2ルート目からは経験値や技能レベル増やせるけど、1周目はその恩恵を受けられない上に育成ノウハウだって掴んでないからガバガバ。
最初はマジで無理だと思って1からやり直そうと思ったが、じっくりプレイしてみたらどうにかノーデスでクリアできた。アレは本当に気持ちのいい体験だった。手ごわいシミュレーションで誰一人死なせはしないの楽しすぎる。
二部も一部と同じ順でプレイしたから後半に進むにつれ簡単になっていったが、それでも結構手応え感じるから絶妙な調整だと思います。
増援多いわマップ広いわでクラシックなFEやってる感じがたまらなくよかった。老害じゃないです勘弁してください風花雪月もエンゲージも大好きです。
第三部
三部になると全ルートが合流し、イシュマール率いる救世主軍に全キャラが合流。
いよいよ最終決戦だなって感慨深さと、突如叩きつけられる各キャラの5年後の成長した姿でめちゃくちゃ興奮してた。

一部キャラは変化がないけど、法則性はよくわからんかった。もともといい年の奴と長命の奴はないのかと思ったけど、別にそんなことなくある奴ない奴散らばってて法則性は見いだせなかった。普通に手が回らなかったキャラってだけじゃねえかな・・・。
キャラの変化は楽しんだ一方で、ストーリー的にはかなり薄味。一部で大剣闘祭を通じて各陣営の思惑が交錯し、裏で暗躍する組織もいて人の動きがある。世界観の説明も入るから当然読み応えたっぷり。
二部も4ルートほぼ共通とはいえ、戦争編である以上それぞれの思惑は見える。敵は暴走した神≒王だから戦争というよりは巨悪に立ち向かう単純な構図だが、味方陣営同士でのやり取りや政治的信念なんかはキャラクターの様子がよく見えて面白い。
しかし三部では敵は復活した亡者が勝手に湧き出てくるのをつぶしに行くだけで、敵勢力の動きが何もない。
亡者の中には味方陣営とかかわりのあるキャラもいるから、戦わせると専用セリフが出たりするのは面白いのだが・・・あくまでフレーバー的な面白さで本編が薄味なことは変わらない。振り返ってみるとストーリーのここが良かったってのが三部だとあんま出てこないんですよね。

もっとも総決算だと思えば仕方のないことだとわかるし、広げたストーリーをたたみに行くことを尻すぼみというのも違う。
じゃあなんでこんなモヤるのかっていうと、回収されてない伏線が多すぎるからなんですよね。
何かわからないことあっても4ルートあるから他で語られるのかな?って思って気にせず進めるし、二部三部と続くことを知ったら4ルート終わってからでも気にせず進める。
でも三部までクリアしても明らかにならないのはちょっと話が違うよなって。期待してこんだけやったのにわかんねえのかよって残念さがある。
ゲーム的には二部とは違った方向でやりごたえがあって楽しかった。敵も味方も出撃数多くて総力戦感あるし、増援の数も質も二部以上だから全員倒して経験値にするのはなかなか難しい。
基本的にFEって敵の配置、戦闘数が多い序盤~中盤が難しくて、数が減った後半は勝ち確のウィニングランになりがち。なんだったらボスチクして稼ぎ始める始末。
でも三部は長期戦が不利な設計になってて、雑魚敵(雑魚じゃない)を放置したままクリアせざるを得ない。
なんだったら毎ターンアウロラの加護使わないと生存厳しいとかザラだから、連続で使える10ターン以内に一気に駆け抜けるとかが戦略的に肯定されてる。
最初から最後まで油断ならず、難易度曲線に変化がないまま進むってのはFEだとあんまり味わったことなくて新鮮に感じた。これはかなり面白かった。
問題点
支援会話が少ない
しかしまあやはり不満点挙げだすとキリないです。基本は楽しかったで流せるんだけど、許容できないものもある。
具体的には支援が残念過ぎた。とにかく支援会話の組み合わせが少なすぎる。
一部序盤ではスカウトシステムのチュートリアルで固定加入するキャラがいるが、そのキャラすらろくに支援会話ないのは普通にありえないと思う。
カイ率いるちびっこチームのリベイラの風に、ホラ吹きだけど確かな実力のベテラン傭兵のグザランが加入するって滅茶苦茶おいしい設定じゃないですか。戦力的にもグザランは前線に出て敵を引き留めるタフガイで、カイたちの盾となり剣となり共に戦ってくれる。これで誰とも支援会話ないのヤバいっすよ。

他にもこいつらに支援会話ないのマジ?って組み合わせ多いし、キャラ数に対して扱いを完全に持て余してる。
主人公とその側近ポジ以外の扱いがもっと悪かったら気にならなかったのだが、みんな一様にキャラが濃くて本編でそれなりに絡むから残念でならない。もっとどうでもいい奴らだったら何とも思わなかったのにね。

設定拾いきれてないのも本当に惜しい。未回収のものから俺の察しが悪いものまでいくらでもあるが、俺が特に気になったのはベルトランの血筋。
三部ではフォトナから7柱の君主は3つの天冠を持つと説明される。で、カイとベルトランは天冠が2つ。カイは曾祖父が君主たるバロールで、母はその孫のアウロラ。アウロラは天冠1個だけど、一応2個持ちの理由にはなる。
ベルトランも怪しい要素は多く、謎の武人グルジンとの闘いでは血が共鳴するとかいう謎現象が起こる。
加えて、陰謀にハメられたとは言え一部から二部で囚人から王という大出世。課せられた試練を超えたとは言え、アラゴの将軍からブレザラントの王って出世は異質じゃないか?
これだけ血筋について匂わせてるから、誰かしら神の血を引いてるんじゃないかと疑ってたのに、特に説明されることなく終わり。エンディングの後日談でも特に触れられないままだった。

どうも元々主人公は4人じゃなくて8人で、4人に減らしたうえでイシュマール追加して1つにまとめたって話だからその弊害なのかなーって。
オルヘル、タリムーン、アナトリアも説明不足というか設定を持て余してる感あるから影響を感じずにはいられない。そこが削られた主人公かは定かではないけど。
クラス格差が気になる
今作もクラスチェンジに制限がなく、誰でも好きなクラスになれるシステムは健在。
クラスごとの成長率が開示されたことから、ブリガント経由で育成して力を伸ばすなんてのが確立されたのも面白いと思う。
だけど最終的なクラスには格差があって、特に騎乗職と魔法職はなかなかに悲惨だと感じる。
騎馬兵は移動力と引き換えなのか成長率が微妙だし、その移動力もマップ補正の影響で活用できない場面が多い。槍から受けるダメージが2倍になることも相まって、結局降りて戦いがち。
捕獲した馬に乗せると成長率上がるって活用法もあるらしいが、それについては俺は未検証なので割愛。少なくとも戦力としての運用は厳しく感じた。
魔法職は特に悲惨。賢者相当の最上級職が削除されてて、ドルイドは黒魔法、ワイズマンは白魔法専門になってる。
主人公たちがブレイズアーツぶっぱする都合上回復役は必須だし、白魔法でも攻撃はできるから黒魔法寄りの奴らは一気に振り落とされる。
ヴァルキュリウムなら両方使えるけど騎馬兵特有の成長率ダウンが嫌だし、そこまでして黒魔法使う理由ないからビショップ育成してた奴以外は戦力外になってしまった。
各ストーリーのキャラが合流する以上二部までの主戦力が落ちるのは仕方ないのだが、こういう形で落ちるのはたちわりーって思う。
バランス云々以前の問題なのがオルニウスに乗る飛駝兵で、なんとオルニウスに乗れる職は上級職までにしか存在しない。
カイは一部でチュートリアルとしてオルニウス捕獲するわ飛駝兵にクラスチェンジするわなのに、三部入ったらサポート打ち切りってマジ?動物捕まえて名前つけてエサやって育ててってシステムとのかみ合い悪すぎない?
俺はカイはキャバリアーと決めてたから影響なかったが、愛着もってた人はキツいだろうなーって思う。
後日談がキツい
一番キツかったのは後日談で雑に死ぬキャラが多かったこと。今までのFEでも後日談でしれっと死ぬ奴はいたが、元々本編で病弱だったり短命だったりが示唆されていたユニットがほとんど。
なのに今作は唐突にしょうもない死に方する人がまあまあいて、これは流石にどうなん?ってなった。
ミカエラは傭兵稼業のうちに特に名もなさそうな敵にあっさり殺されてるし、キリークはいきなり病死する。
グザランも殺されたとかではないけど、その後20年ほど生きたって記されてるから60歳くらいで死んだことになるし割と早死に。

死んだとは言われてないが一番嫌だったのがディートリヒとエスメラルダのペアエンドで、なんか結婚して子供も生まれたらしいけどその生活は10年しか続いてないらしいっす。ペアエンドなんて二人の関係が好きで意識してくっつけて見る人もいるってのに、そこで微妙になる要素入れてくるのなんなん?普通に明るく楽しい話にしてくれんのか?

175時間プレイして愛着もったキャラ達のその後として見せるのにふさわしいエンディングとは正直思えなくて、なんか急に露悪要素出してきたなーって感情が強くて、これははっきりと残念な要素だったといえる。
あとこれは割とどうでもいいことだが、ラスボス戦後にフォトナとイシュマールだけで激ヤバ空間飛び込んで決着つけにいくぞ!ってシーンで、乗り込んだ先での戦闘にイシュマールに着けてた傭兵団が普通に反映されてたの笑った。戦闘っつっても勝ち確のイベントバトルなんだから強制的に剥がしてよかったんじゃね?

まとめ
なんかつらつらと悪口書いちゃったけど、結局全部楽しかったから出た感想ってことだけはご理解いただきたい。キャラが薄くて愛着なかったら支援の少なさに何も感じることはないし、むしろ多かったところで水増し乙になってた可能性すらある。
雑死だってショック受けずにゲラゲラ笑ってたと思いますよ。苦しいのは好きだからなんですねえ。
未回収の伏線も話にハマらなかったらどうでもよくて気にならないですからね。キャラについて深く知りたくなって、考察したが故の弊害ともいえるからやっぱりこのゲームが面白いのが悪い。
switch2初のFEってことでハードル上がってたけど、裏切らずにきっちり期待に応えるスケールの作品だったなってのが総括です。
システムについても一部と三部は近代FEって感じで、二部はクラシックなFEを彷彿とさせる骨太な設計のいいとこどり。一発でクリアできなかったマップもあって思わず唸る難易度で楽しかった。
スケール大きくし過ぎてたたみ切れてない部分はありすぎるほどあるけど、バロールを倒すって本筋はブレずに完遂してるし、主人公たちの死の運命を退けた末につかんだ勝利だと思うとなかなかのカタルシス。
アプデで支援会話とかオルニウス最上級職とか追加してくれないかなーと思いつつも、トータルでは大満足な作品でした。やっぱりキャラ作りうまいからキャラゲーとしてみると本当に最高なんすよね。
感想書くときに使おうと思ってたいいセリフのスクショたくさんあるけど、やりだすとキリがないしこの辺にしておきます。
風花ファンはディートリヒ編だけでもやってくれ。ラミーヌ一家の三馬鹿+お母さん最高だからよ。

終わり


































































